テレマティクス保険とは車にドライブーレコーダーなどの機器を取り付けて、運転日時、距離、速度などの情報を収集して保険料を計算し、安全な運転をする人は自動車保険料がさらに安くなる自動車保険の1つです。機器にはGPSや無線が内蔵されており、収集した運転情報は無線通信により保険会社に送付されて保険料の計算を行います。
欧米ではすでに30~40%程度普及しており、日本ではまだ5%を超えたところです。
テレマティックス保険のメリット
まず第一に安全運転を行えばそれだけ保険料が安くなることです。普段から安全運転を心がけている人にとっては大きなメリットと思います。
次に普段の自身の運転についてあまり意識したことがない方は、データをもらえますので自身の運転の癖や、より安全な運転の指針となります。
次に長期的にはテレマティクス保険が普及することによって貰い事故の確率が減ることです。相手方がより安全運転を心がけるようになればこちらとしても安心です。私は車を運転し始めて間もないころに駐車場で車同士の接触事故を起こしました。私も相手もバックしている時に、相手がものすごいスピードを出した急な運転をしたことにより事故が起きました。その当時は5:5でしたが、テレマティクス保険により相手側の危険運転が証明できればまた違ってくるかもしれません。
テレマティクス保険のデメリット
テレマティクス保険のデメリットの1つがプライバシーの問題です。対応機器にはGPSが付いており、あなたがいつ、どこを訪れたのかデータを見れば判断できます。それにより個人の趣味・指向の分析も可能なため、マーケティングのツールとして利用されるかもしれません。
次のデメリットとして結局、保険料が高くなる可能性があります。なぜなら機器の提供、データ通信、保険料算定のしくみ作りと環境の構築にコストが掛かるためです。今現在私は自動車保険料が1万円台と安くこれらのコスト上昇分を吸収できるか疑問です。
最後に日本の自動車保険料は海外と比較してもともと安いためにビジネスモデルとしては成り立たない可能性があります。無事故による保険料の引き下げは国の制度として決められており、一方海外は各保険会社の采配に任せられています。
私の結論。今後の保険はどうする?
私としては今後保険料のコストから総合的に判断していくと思いますが基本はテレマティクス保険に加入予定はありません。
なぜかというと私は毎年保険の一括見積をしており、その年一番安いオファーをくれた保険会社と契約しています。自動車保険は携帯電話の乗換と同じように、他社から乗換してきたユーザーを一番安く設定する傾向があります。そのため保険会社が変わったときにいちいちテレマティクス保険の機器を車から取り外して返送する手間を取りたくありません。あなたならどうしますか?もし安い自動車保険を検討されているなら自動車保険の一括も積もりサイト をおすすめします。